折り畳み自転車ってどうなの? ②輪行編【ダホン/スピードファルコ】

折り畳み自転車ダホン・スピードファルコが納車されてから8か月ほど経過しました。輪行もしてみての感想をここに記したいと思います。

①の記事はこちら。

写真は納車時の状態です。

スピードファルコ20インチ(451=20インチの中で大きめのサイズ)のクロモリフレーム折り畳み自転車。重量はおよそ11キログラムと軽量です。

すぐに折り畳めるのが最大の利点!

折りたたんだ状態ではこのようになっています。ものの数秒でこの状態まで持っていけることが、折り畳み自転車の最大の利点だと思います。

この状態で自立しますが、揺れる車内では倒れることがあるので、近くで支えているか、紐でどこかにしっかり固定しておく必要があります。

超絶コンパクトになる魔法自転車ではない!

上から見るとこのような感じです。フレームを折り畳み、ハンドルも下方向に折りたたんでいるので、思ったよりは場所を取ることが分かります。

自宅で折りたたんで保管したいという場合にはメリットを発揮すると思いますが、20インチなので、それなりのサイズ感はあります。

必要な床面積で比較してみると、ロードバイクの縦型輪行よりは少し小さいかなというくらいです。高さはロードバイクの縦型輪行よりも取りません。

 

純正の輪行袋に収納するとこのようになります。

ロードバイクよりも小さいので、腰をより低くして持ち上げないといけません。下ろすときも同様です。腰が悪い人は要注意です。

 

輪行が楽=自転車が軽量であること!

持ち運び中はこのような状態になります。ロードバイク縦型輪行に比較してコンパクトに運べていることが分かります。ロードバイクならもっと足元まで自転車がありますよね。

重量は純正の状態で約11kgと、持ち上げて運ぶ場合には決して軽いわけではありません。そのため、ロードバイク輪行よりも輪行自体が大きく楽になる感覚はない!というのが正直なところです。

折り畳み自転車(20インチ)はコンパクトだから輪行が楽になるというのは、幻想だったのです…。重要なのはサイズではなく重量だと思うのです。

 

しかしながら、すぐに折り畳めるので輪行袋にしまうのが楽、輪行袋から取り出して組み立てるのが楽であるという明確なメリットはあります。帰りに電車の時刻が迫っていても、焦ってホイールを外して、エンド金具を取り付けて…と輪行袋に詰める必要はありません。

 

当たり前だけど長距離はしんどい!(これはエンジン次第であるが…)

ホイールは20インチと小径なので、走行して楽しいコース・距離もロードバイクとは変わってきますロードバイクよりも坂は苦手で、長距離も大変です。

私の場合は30kmほど走ればちょうどよい疲労を得られ満足できてしまいます。ただしこれは乗り手次第(エンジン次第)かと思います。

ロードバイクのように郊外を突っ走るというよりも、コンパクトな車体を活かして、ストップ・アンド・ゴーの多い街中や、人が多い観光地を細やかに回る用途に適していると思います。

 

ただ、スポーツ的な走りが全くできないかというとそういうわけではありません。車体剛性もしっかりあるので、河川敷を風を切って走ることもできます。でも、中長距離は苦手です。小径なクロスバイクという感じの走りです。

 

納車8か月後の感想を書き記しましたが、まとめると下記のとおりです。

①重量があるため輪行は楽にならない!ただし、輪行袋にしまうのが楽、組み立てるのが楽になるというメリットは確かにある。

ロードバイクより用途は限定的。アップダウンの連続は苦手で長距離走行も大変だが、ストップ・アンド・ゴーの多い街中や、人が多い観光地を細やかに回る用途ではグッド。

③剛性はあるので、スポーツ的な走りもできる。しかし中長距離それをするのは苦手。

 

フル活用できる人は限られる?

クロスバイクが欲しいけど、室内には持ち込めない。折り畳み自転車だったら室内保管できるという人や、気軽に車載輪行をして現地に着いたらパパっと組み立てて、観光の脚として使用したいという人におすすめです。

 

鉄道輪行用途としては、重量がネックになることと、走って楽しい走行ルート・距離がロードバイクとは異なることを認識しておくほうが良いかと思います。

 

今後も折り畳み自転車はどのような楽しみ方ができるのか、模索していきます。また書きたいことがあれば更新しようと思います。

 

③車載輪行ポタリング編はこちら。