ダウンヒルでスマホ紛失 iPhoneを探す 見延線・富士川を辿るサイクリング(山梨県)

今回は長距離山岳路線としても有名な、JR見延線沿いを走ります。JR甲府駅からJR東海道本線富士駅までを見延線・富士川沿いに走っていくイメージです。

参考にしたのは下記観光案内サイトの「富士川流域眺望コース」です。

今回は、走行中に山道でダウンヒル中にスマホを紛失してしまうという事故があり、旅は道半ばで中断することとなりました。よって今回の記事は、①甲府堀切峠サイクリング編スマホ捜索編の二部構成となります。

甲府堀切峠サイクリング編

自転車旅のスタート地点はJR甲府駅JR高尾駅まではJR中央線快速、そこから6両編成のJR中央本線に乗り換えました。

早朝に乗ったのですが登山客で車内は混みあい、肩身の狭い時間となりました。途中駅で登山客が一気に降車し、その後甲府までは車内空間には余裕がありました。

本当は特急で来たいのですが、輪行となると普通電車のほうがスペースに潰しが利くんですよね~。

 

JR甲府駅に到着。駅構内にありがたいことに駅そばがあったので朝食を。その後輪行解除し、まずは荒川沿いを走っていきます。

甲府駅前のベンチ付近、夜の治安が悪いのかゴミだらけでした。甲府はそんな感じなのか、意外…。

 

そこそこの地方都市という感じの雰囲気。まだ朝なので人も少ないですが、昼間は結構人が歩いていて賑わっていました。

 

荒川沿いに出ました。少々舗装が悪いですが、自転車歩行者道があり迷わずノンストップで走れます。ただ土手の下を走ってもあんまり面白くないのですが…。

 

しばらく走って気が付きましたが、土手の上にも道がありました。山梨らしい景色!

 

装備としてはこんな感じで来ています。荷物はリュックサックフレームバッグフロントバッグステムバッグに分散しています。

輪行時に干渉しないのでこのスタイルです。

涼しいかと思って来たら案外まだ暖かかったので、上着をフロントバッグに詰め込んだのでパンパンです。

 

※別日撮影

ステムバッグは最近導入しました。ドリンクや小物を入れておくのに便利です。

私はここにスマホを入れておいて、口を縛らずにダウンヒルしていたら、どこかでスマホを紛失しました…。

 

最高の気分でした。まだ、この時は…。

 

甲府駅から「現在地」地点まで到達しました。ここまでほぼノンストップ、平坦なので体力消耗はほぼゼロです。

笛吹川沿いも走れるようなので、JR山梨市駅をスタートにしても良さそうですね。

 

そして笛吹川に合流し、笛吹川サイクリングロードを走っていきます。ほんとに誰もいないです。早朝なので虫もまだ起きていないようで、イナゴアタックもありません。

 

このあと道の駅とよとみで休憩。軽食や弁当、パン類も豊富で助かりました。お昼ご飯はここで調達。

 

道の駅を出たら、国道と並行するローカルな道を走ってみることに。

 

やっぱり自転車は機動性を活かしてこういう道に入ってなんぼです。行き止まりだったらすぐ引き返せばOK!

 

軽トラでもギリギリそうなトンネルでJR見延線をくぐって…。

 

遠くに見えていた山々が近くなってきます。

 

県道409号線に入ったらあとはまっすぐです。勾配は易しくはないですがキツすぎもしない、いい感じの具合です。

11月上旬、まだすこし暖かさが残っており、ヒルクライムをすると暑いです。

 

生活道路という雰囲気で交通量は少ないです。良い道ですね~。

 

体はぽかぽかです。心はワクワク。やっぱり走ったことの無い道は面白いです。

 

気が付くと、そこそこ高いところまで登ってきましたね。

保育園のような空間がありましたが調べてみると公民館のようです。近くには町立小学校がありました。平成25年時点で児童数は9名とのこと。現在はどうなんでしょう。

 

さらに登っていきます。道幅が狭くなりました。

景色のよいポイントもありました。心地よい疲労感。

 

この後は峠を下って、見延線・富士川沿いを走行し太平洋側まで出て、JR東海道本線富士駅のあたりでビジネスホテルで一泊。翌日は太平洋側をサイクリングして、輪行で帰宅する計画としていました。しかし…。

スマホ捜索編

トップとなる堀切峠を越えたら、あとは下り基調です。

そこで悲劇が…。峠を下りきったところで、ステムバッグに入れていたスマホがないことに気が付いたのです。下り始める地点ではスマホは確かに持っていたので、下り区間のどこかで紛失したことは確実…。しかしどこに落としたかは心当たりは全く無し。下手をしたら崖下に落ちている可能性も…。絶望でした。

とにかく、下ってきた坂をまた引き返して、落ちていないか探します。上りつつ探しても見つからず、堀切峠まで戻ってきてしまいました。また引き返して下りながら捜索します。

しかし結局見つからず、紛失に気が付いた地点まで戻ってきてしまいました。そこそこある距離のどの地点で落としたのか、見当がつかなければ山の中で小さなスマホを探すのは困難を極めることを悟りました。

そこでふと思い出したのがiPhoneに搭載されている「iPhoneを探す」機能。同一のAppleIDで使用している端末があればiPhoneの現在位置を確認できるという、紛失時に使用するための機能です。

「家に戻ればiPhoneの位置を特定できる」

そう踏んで、自転車の旅は中止し家に戻ることにしました。iPhoneを探す機能、その存在こそ知ってはいたものの、使用したことは無かったので、本当にこれでiPhoneを探し出せるのか?不安はありましたが、この機能に賭けるしかありませんでした。そして紛失したiPhoneが圏外になっていないこと故障していないこと、これも賭けでした。

JR甲府駅まで自転車で自走し、そこから輪行して電車に乗り込みます。行きとは違ってどんよりとした気持ちで、電車に乗っている一駅一駅の時間がやたらと長く感じられました。焦る気持ちとは裏腹に、普通電車は高尾駅の一駅手前で特急通過待ちのため12分間停車…。

そして自宅に到着。すっかり暗くなっていました。果たしてiPhoneの位置は特定できるのか…。サブスマホiPhoneを探す機能を恐るおそる立ち上げます。

なんとまだ紛失したスマホには電池が残っており、電波も入っていました。そして現在の位置も特定することができたのです。一筋の光が見えた気分でした…。

大体の紛失位置が特定できればこちらのもの。電池が残っているうちにクルマで向かうことにしました。そして、現地に到着。座標が示す位置を探しても、それらしきものは見当たりません。そこで、「サウンドを再生」を使用してみます。

すると、「テテテン…テテテン…」かすかに音が聞こえてきました。音のほうに向かうと、道路脇の茂みの中にそれはありました。

 

こりゃあ音を鳴らさないと分からないわ!

発見時の電池残量はわずか20%。

皆様もサイクリング中の落とし物にはくれぐれもお気を付けください…。そして「iPhoneを探す機能」はONにしておくこと(初期設定ではONになっているかと思います)を強くお勧めいたします。

ステムバッグの口を縛っておけばよかったのですが、開けたまま坂を下ってしまい、路面の衝撃で知らぬ間に落下したのだと思われます。

本当にくだらないミスをしました。反省録としてここに残します。

富士川流域眺望サイクリングはまたリベンジします!

 

今回の走行距離は約80km。JR甲府駅を出発し、荒川サイクリングロードを南下。その後笛吹川サイクリングロードに接続し、道の駅とよとみで休憩。その後はローカルな道を通って県道414号線に入り、ヒルクライム堀切峠を登り切り、下る途中でスマホを紛失。富士川沿いの国道52号線JR甲府駅方面へ戻る、というルートでした。