ロードバイク輪行で秩父・浦山ダムへ!(秩父上名栗線~林道広河原逆川線)
12月上旬、秩父の浦山ダムへ輪行で出かけることにしました。風もまだないので、12月もまだまだサイクリング日和です。
今回のルートは、西武秩父線横瀬駅~秩父上名栗線~浦山ダム~林道広河原逆川線~フィッシングセンター~羊山公園~武甲温泉です。
スタート地点は西武秩父駅の一駅手前の横瀬駅です。距離も離れておらず、西武秩父駅よりも小さい駅なので輪行するには都合が良いんですよね。お手洗いは駅舎外にあり便利です。
ちなみに今回、飯能駅で各停は25分待ちになってしまったため、特急で飯能から横瀬まで来ました。快適でした。
国道299号線に一旦出ます。朝早いですが主要道路というだけあって交通量は多いです。
秩父市街から浦山ダム方面へは秩父往還道路が主要道路ですが、交通量が多いと思い、並行する生活道路を走り西へ向かいました。
とはいえ信号にかからず便利な道なので、そこそこ交通量はあるようです。
秩父往還に出たら、すぐ左折してわき道に入ります。
それから少し走って、浦山ダムに向かう県道73号・秩父上名栗線に入りました。交通量の少ない閑静な道です。
なかなかの勾配の坂がしばらく続きます。じわじわ上るのでなく、一気に上る感じです。休み休み上りました。
赤石トンネルが見えてきたら、もうすぐゴールです。
ここで振り返ってみます。ずいぶん上ってきましたね。路面がきれいでした。
トンネルを抜けたらすぐに右折します。するとゴールの浦山ダムです。
ダムの上です。まだ朝早いこともあってか、人はまばらでした。これは良い穴場スポットを見つけました。
ちなみに自転車は載せられませんが、下からここまでエレベータで上ってくることもできます。
食堂・資料館があります。資料館も充実していて、しっかり見ていたら1時間以上かかりそうです。
浦山ダムは荒川に流れる水量を調節し、少ない時には放流し多い時には放流を減らすことで、下流域の水害を防ぐほか、水辺の環境保全(干上がらせない)、飲料水確保などに一役買っているそうです。
昼食は食堂のダムカレーにしました。ハムカツと四角いごはんでダムを再現。カレーは素朴な味わいでした。※帰路に寄りました。
ダムを下から見てみると、このような感じです。『進撃の巨人』の壁のよう…。高さ約160mとのことで、進撃の壁の設定よりも高いことになります。
このダムの自重で水をせき止めているそうです。
まだまだ体力があるので、県道73号・秩父上名栗線を上っていきます。道が通じて居れば、有間ダム方面まで向かえるはずです。
交通量が少ないので、景色を眺めつつゆったり走行できます。
しばらく走るとデザインが特徴的な寄国土トンネルがあります。夜知らずに来ると驚きそうです。(まあ夜間にこんなところに用事はないか…)
ここで振り返ってみます。向こう側の橋は通行止め区間(浦山ダム左岸道路)のため残念ながら行けません。
トンネルを抜けて進むと、橋が見えてきました。橋の手前で右側に分岐がありますが、ここを進むと山掴トンネルがあります。(中がカーブしているため真っ暗のトンネルです)
先に進むと、路面が凍結している箇所もありました。油断できませんね。
しばらくすると道が狭くなります。
林道のような雰囲気になりました。勾配はきつくはありません。
気持ちの良い道です。
しばらく走ると毛附トンネルが現れます。右手の道で迂回もできます。
トンネルを自転車で通るのは怖いですね。ライトが非力なので、闇に飲み込まれてしまうような不思議な感覚があります。
トンネルを抜けると集落がありました。
集落を抜け少し走ると、道は林道広河原逆川線となります。
ちなみにこの地点で左に分岐している道がありますが、これがここまで通ってきた県道73号線のようです(通行止め看板あり)。途中から未舗装路となり、先に何もなく使用されていないので道は荒れていました。
しばらく上ると、浦山渓流フィッシングセンターが見えてきました。
残念ながら、フィッシングセンターを過ぎたあたりで、工事のため通行止めとなっています(2022年12月時点)。
どうやら2019年の大型台風で土砂崩れが起き、以後通行止めのようです。この先、有間峠・有間ダムへと通じている道です。早く通れるようになると良いですね。
折り返して、行きに気になっていた、県道73号から分岐する道に入ってみました。ここも雰囲気のある道でした。
未舗装路になりました。勾配も急です。しかし路面はそこまで荒れておらず、管理されているようです。きついところは押し歩きで上りました。
すると、柵が現れました。この柵以降は国有林専用作業道のため、立ち入り禁止でした。道理でここまでの道が固まっていたようです。
さて、無事に秩父市街まで戻ってきました。羊山公園の展望スポットで一休み。
冬とはいえ、12月はまだ風も強くないので、サイクリングには夏より快適ですね。
まだ時間に余裕があったので、帰りに吾野駅近くのスーパー銭湯に寄ってみることにしました。忘れていましたが、駅前に送迎バスがいたので行くことを思い出しました。
ここで左折。
「秩父湯本 武甲温泉」です。大人休日900円、貴重品ロッカーは有料で100円なので、タオルなど持参すれば計1,000円です。
お湯は温泉というよりは、加水しているためか、ふつうのお湯という感じでした。「温泉」を期待していただけに残念でした。せっかく観光に来たなら、西武秩父駅併設の祭りの湯(大人休日1,380円)のほうが満足度は上回ると思います。
汗を流してすっきり帰るのが目的ならここでも全然OKです。
今回のルートは、西武秩父線横瀬駅~秩父上名栗線~浦山ダム~林道広河原逆川線~フィッシングセンター~羊山公園~武甲温泉~横瀬駅です。走行距離は約52km。急こう配区間は浦山ダムまでの約1.2kmが主で、平均勾配は約10%、最大勾配約12%でした