玉川上水~野山北公園自転車道 トロッコトンネル跡を走る

2023年1月初旬、玉川上水多摩湖サイクリングへ出かけました。1月はまだまだ東京は風も強くないので余裕です。暖かい日だと日中は10度近くまで気温も上がります。

目的地は、多摩湖の近くにある野山北公園自転車道多摩湖建設の際に使われたトロッコ軌道のトンネルが、自転車歩行者道として使われているんです。このロードバイクで行くのは初めてです。

 

今回のルートは境浄水場付近からスタートし玉川上水沿いを西へ走り、途中で北へ向かって多摩湖へアクセス。多摩湖を左回りで周回し途中、野山北公園自転車道へ。

また多摩湖周回コースへ戻り、帰りは多摩湖自転車歩行者道でのんびり帰るコースです。周回コース以外はほぼ平坦で、全長50km程度だと思います。

 

多摩湖自転車歩行者道もいいのですが、歩行者が多く気を使うので、こちらの玉川上水ルートもよいです。

玉川上水ルートは一直線とはいかず、途中何カ所か左岸右岸を行き来しないといけないので面倒ですが、景色が変わっていくので単調さがなく飽きにくいコースだと思っています。

 

さて、多摩湖到着。自転車を始めたころはここまででも一仕事終えた感じで、体力を消耗していましたが、今となっては楽に到着できるようになりました。体の使い方を覚えるものなんですかね~。

 

今回からつま先をカバーしてくれるシューズカバー(中国メーカー:ロックブロス製)を導入しました。風を防いでくれるだけですが、快適になりました。東京であればこれくらいで十分ですね。

ちなみにシューズはシマノMTBSPDシューズです。ある程度の歩きやすさと両立されており気に入っています。

 

手袋もサイクルベースあさひで購入した、指先を出せるタイプのようにしました(製品名:イルミック マルチファンクショングローブ)。約4,000円也。

着脱も容易で、指先だけ出すこともできるので、写真撮影や地図確認がとても楽になりました。

防寒性能としては、メーカー説明では5度~となっていますが、個人的には気温1度くらいでも問題ない感じだと思います。

 

さて、いつも通り周回していきますが、今回は周回コース途中にある「かぶとはし」を渡って、野山北公園自転車道を目指します。この道は初めてです。

 

砂利道へと変わります。この間タイヤを32Cに交換したこともあり、未舗装路も楽しいです。

 

分岐を左へ。

 

ここも左へ進みます。

この先階段になっていますが、自転車を転がすスロープはあります。

 

右手に進むと景色が良いです。この先に広場がありますが、その先は行き止まりです。

 

「都立中藤公園」に入ってきていたようです。この辺りはウォーキングスポットとしてもいろいろルートが組めそうで面白そうですね。

 

静かでよいところです。

 

赤坂トンネルに到着しました。野山北公園自転車道にトンネルは何カ所かありますが、ここが通行できる多摩湖側最後のトンネルです。

 

中はこのような感じ。照明がしっかりついているので、薄暗くはありません。高さも幅も自転車道にピッタリなサイズです。

 

トンネル出口に到着。苔がいい感じ。トンネル自体は戦前からあるようですが、自転車道として整備されたのは1970年代後半から80年代初め頃とのこと。

 

出口はこのように自転車道がぷっつり途切れています。

 

この先へ歩いて進むこともできます。

 

多摩湖へと続くトンネルです。残念ながら開放されていません。都民の生活用水を溜めている場所なので、一般人が近寄ることは許されないのです。

 

ぬかるみが酷く、近寄りたくないですがせっかくなので中を覗いてみます。大雨が降ったわけでもないのに、なぜこんなにぬかるんでいるんでしょう。

 

進入禁止とありますが、柵できっちり閉ざされており、進入できそうもありません。

 

中を覗いてみましょう。まっすぐなので出口が見えます。残念ながらトロッコのレールなど鉄道の残留物は無し。せっかくの貴重な遺物なので、歩けるように整備して、見学ツアーなどがあったら面白そうです。

この奥にもう一つトンネルがあるそうです。

 

通行可能なトンネルは夜間はシャッター閉じられています。冬は午後5時で閉じてしまうようで、現代の生活からすると早すぎますよね~。

 

トンネル以外の地上区間も以前通ったことがありますが、「自転車道」とはいっているものの柵だらけ、交差点で分断される箇所が多く走りづらいです。また歴史を感じられる遺跡や表示もないので残念。

廃線跡がサイクリングロードとして整備された「つくばりんりんロード」のように、きれいに蘇ってくれたらなとか思っています。

 

ちなみに、トンネルについては、こちらの東京新聞の記事がわかりやすいです。

 

さて、おなかが空いたので、近くのうどん屋さん「手打ちうどん田舎屋」で昼食にしました。通りから少し奥まったところにあります。

 

肉うどん大盛を注文しました。醤油強めの、素朴な日常の中の武蔵野うどんです。大盛でちょうどよかったです。サイクリング×肉うどんは相性がいい…。

生麺やまんじゅうの販売もしていました。生麺を入手できる店が近所にあるのはうらやましい…。

 

多摩湖自転車道へは坂を上って接続します。

 

いつもの周回コースへ戻ってきました。

 

途中、ごみの不法投棄がひどい箇所がありました。これは酷い…。多摩湖を周回する道路には廃墟も点在しており、なんだか荒れていますね~。

 

帰りは多摩湖自転車歩行者道で帰りました。多摩湖から八坂駅付近まで西武多摩湖線と並走しますが、この区間は直線的交差点が少なく走りやすいです。

多摩湖周回コースも何回も来ていますが、分岐する道を開拓すればまだまだ楽しみ方を広げられそうです。